皮膚炎(Dermatitis)

 

皮膚のアレルギー性の炎症。皮膚にみられる発赤、紅斑や患部の痒み、

様々な皮膚の損傷、障害などが特徴である。ごく小さな水疱ができることもあり、それが破れた後にかさぶたを形成する。かさぶた部はひび割れて出血することがあり患部の2次的な感染を生じうる。

 

皮膚炎の中でも接触性皮膚炎(Contact Dermatitis)がよく知られている。皮膚が植物や薬品、衣料、化粧品、他の化学物質等のさまざまな物質と接触することによって生じる。

 

感染性ではない。

＜参考＞

 

          

乾癬（かんせん）(Psoriasis)

 

皮膚の慢性的な炎症疾患。

銀色の麟屑に覆われた発赤部がみとめられるのが特徴。定期的に剥がれ落ちる。

麟屑のサイズは様々であり、ミリ単位の大きさから皮膚を覆うような非常に大きなものまである。

部分的な出血が麟屑の真下に生じることがある。

全身に生じうるが、特に膝や肘、腰、腕、顔面、頭皮などにみとめられる。

感染性ではない。

＜参考＞

 

          

湿疹（Eczema）

 

皮膚が極度に乾燥してかさかさした痒みを伴う状態を来たし、強い不快感を引き起こす。時に部分的な出血も見られる。体全体にみられるが、特にひざの裏や肘の屈曲部、顔、手、頭皮によくみられる。

 

他の部位もしくは他人へ感染することはない。

 

すべての湿疹が先天性ではなく、アトピー性湿疹は遺伝によるアレルギー体質を持った人に生じる。手湿疹等の他の湿疹は外部からの刺激の結果として起こりうる。

＜参考＞