カイロプラクティック、アロマセラピー、リフレクソロジー、ホメオパシーなどは本当に効果があるの？？

街中にはカイロプラクティック整体やアロマセラピー、リフレクソロジー、ホメオパシーなど、様々な治療院やリラクゼーションサロンがあります。日本では病院などで採用されている西洋医学が医学の主流であるのに対して、これらはまとめて代替医療や代替療法、補完医療などと呼ばれたりしています。



西洋医学は多くの科学者が細胞や原子・分子の化学反応などを研究して治療効果を確立してきたわけですが、代替療法に至ってはそのへんの科学的な根拠が不明確なものが多いです。



それぞれの治療法はそれぞれの効果をうたっているわけです（まぁ、お客さんを集めるには当然ですが・・・）が、本当に効果があるのかはっきりしないわけです。



そんな疑問に答えるのが「代替医療のトリック 」という本です。イギリス人の著者が膨大な研究論文や学会論文などを精査して、各治療法の誕生のストーリーや効果や危険などを解説しています。




たとえば、カイロプラクティックは腰や首の痛みには多少の効果があるかもしれないが、首に対しては、脊髄や脳に重大なダメージを与える可能性がある。実際にそういった事故も発生して問題になっていることや、リフレクソロジーは内臓に刺激を与えるかどうかは不明ながら、単純な足のマッサージとしてのリラクゼーション効果は期待できそう等々です。



その他10を超える治療法について解説されています。



こういった治療に興味がある人は楽しめる本だと思います。

代替医療のトリック

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サイモン シン,エツァート エルンスト 新潮社 2010-01

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