解剖学&触診 『Trail Guide to the Body』 (洋書)

 

臨床家の間でベストセラーの解剖学&触診法についての洋書。

 










 

前半には皮膚や筋肉の構造、筋膜やリンパ、神経、血管などの解剖学的知識が書かれており、後半はランドマーク(骨指標)や肢体の断面図、筋肉や骨指標の触診法が書かれています。わかりやすいイラストが多く使われており、実際にどのように筋肉を触るかが非常にイメージしやすいです。

 

今回紹介しているのは赤いバージョンなのですが、本屋さんには青いバージョンもあります。赤がテキストなのに対して、青バージョンは筋肉等の解剖学を暗記する用になっています。空白に自分で筋肉や靱帯、骨の名前を書き込んで勉強するってな感じです。赤バージョンとセットで使うと効果的です。

 

その他にも持ち運びやすいようなカードタイプのバージョンもあります。カバンに入れて持ち運んで電車やバス等のいろんなところですきま時間を使って解剖学を勉強するにはもってこいな感じだと思います。

 

 

 

＜関連本＞

触診に関する和書なら以下の本がおススメです。筋肉の解剖の勉強にもなります。

マッサージ本『An Introductory Guide To Massage』（洋書）

 

ITECという国際的な団体のマッサージコースのテキストです。

 

マッサージの歴史

マッサージに関係する解剖学

マッサージテクニック

マッサージのもたらす効果

プロとしての心得や行動、身だしなみ、備品

面接方法

各種マッサージ(チェアマッサージ、リンパマッサージ、幼児へのマッサージ、ストーンセラピー、スポーツマッサージ等)の解説

他の補完医療(アロマセラピーやリフレクソロジー等)の解説

 

などといった内容から構成されています。巻末には専門用語の解説集ものっています。マッサージを科学的、理論的に勉強したい人の初めの一冊としておススメです。

 

解剖学&生理学『An Introductory Guide to Anatomy and Physiology』(洋書)

ITECという国際的な団体のマッサージ資格コースのテキストです。

細胞、皮膚、骨格、筋肉、循環器、神経、ホルモン、生殖器、呼吸器、消化、排泄などの基本的な解剖学の知識とそれらに関連する簡単な生理学が一通り学べます。カラーで分かりやすい絵がついていて、各章の終りには、マッサージに関連する代表的な病気の解説や、その章のまとめが載っているのでわかりやすいと思います。入門にはちょうどいい内容だと思います。

内容自体はそこまで深くないので、すでに日本語での解剖学や生理学の知識を持っている人には物足りないと思います。しかし、逆に日本語での知識はもっているような人でも、これから英語で解剖学&生理学を勉強し直そうという英語が苦手な人にはもってこいだと思います。

 

医学系の最新情報は海外から入ってくることが多いので、今後英語での最新情報を入手したい方や、今後ITECの国際資格を取得したい方にはおススメです。